三毒とは三大神経伝達物質のこと

読経
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三毒について

昔作るところの諸々の悪業は無始以来の貪瞋痴よるものなり

多くの宗派で唱えられる懺悔文の前半の意訳です。
因果から考えれば悪業が悪果をもたらすものですがその悪業の原因は三毒と呼ばれる代表的な煩悩、貪瞋痴がそれ引き起こしていると言うことです。
この三毒の貪瞋痴それぞれの意味は以下の通りです。

貪(とん) 貪欲(とんよく)とも言い意味は、むさぼり、異常な欲望
瞋(じん)瞋恚(しんに)とも言い意味は、怒り、カッとなる
痴(ち)愚癡(ぐち)とも言い意味は、愚か、無明、真理を知らない

例えば、ギャンブルや薬物などの依存症はほしいほしいと渇望しこれは異常な欲望と言えます。
他人の些細なミスにイライラして怒る人もいます、コンビニの店員さんに大声で怒鳴っている人をたまに見かけますがこれも異常な怒りです。
そしてそれらの行動は意識して止める事も難しく精神疾患の症状に数えられます。
つまり脳の異常と言えるわけです。

3つの神経伝達物質と三毒

このような人間の心の状態は脳の状態によって作られますがそれは神経伝達物質の分泌バランスによって引き起こされます。
代表的な神経伝達物質は3つ、ドーパミン、ノルアドレナリン、セロトニンでそれは三大神経伝達物質と呼ばれます。

ドーパミンは欲望、何かをしようとの動機を司ります。
ノルアドレナリンは怒り、そして集中力、行動力を司ります。
セロトニンは多くなりすぎたノルアドレナリンを適切な量に減らします。

つまり貪瞋痴の三毒は三大神経伝達物質の異常な分泌を指しています。
前述しましたがドーパミンの作用が強くなり過ぎれば異常な欲望に悩まされ、これが貪です。
ノルアドレナリンの作用が強くなりすぎれば怒りが止まらない状態になりこれが瞋です。
そしてそれらはセロトニン分泌が少なければ意識しても止まらないもので止め方を知らないこと、これを痴と呼びます。

読経でコントロールする

貪であるドーパミンの過剰はドーパミンをノルアドレナリンに変化させる事によって減らし適切にします。
その方法はまさに読経によって可能です。
読経で文字を追いかける作業は集中力が必要となりノルアドレナリンを必要とします。
継続して唱えていると段々とドーパミンがノルアドレナリンに変化して行き集中力が増しつっかえる事無く唱えられるようになります。
この時点でドーパミンが減り、ノルアドレナリンが増しています。
一巻を読み終えた時にもんもんと不安を感じる脳の状態は軽減していることかと思います。
初心の方に多いですが一巻ではまだ物足りないという場合はもう一巻唱えて様子を見てみましょう。
そしてノルアドレナリンが増えますと集中力が増すもそうですがやや怒りっぽくなり瞋が出やすくなります。
これはノルアドレナリンの特性ですので次はノルアドレナリンを減らさなければなりません。
この場合セロトニンが必要になります。
セロトニンは神経伝達物質でも重要な物質ですが読経ともう一つの方法で分泌が可能です。
セロトニン分泌については下記の記事を御覧ください。

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