真言、念仏、お題目は瞑想です。

仏教
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仏教徒は毎日お経を唱えます、それを勤行(ごんぎょう)ですとか、お勤めと呼びます。
そしてお経の後には真言や念仏またはお題目を唱えます。
真言、念仏、お題目、宗派によって異なりますが短いフレーズの繰り返しが共通しています。
この繰り返し唱える修行についてのお話です。

座禅だけが瞑想では有りません。

皆さんは瞑想と言いますとどのようなイメージを持つでしょうか?
座禅がまず思い浮かぶでしょう。
半跏坐になって定印を結び黙って座り続けるお坊さんのイメージが思い浮かぶかと思います。
最近では座禅をベースにしたマインドフルネス瞑想も流行しています。
しかし、禅宗と言われ独立して分類されるように日本の仏教でいわゆる座禅を中心に行う宗派は実は少数派です。
それでは座禅以外ではどのような瞑想を行っているのでしょう?

あまり知られていない主流の瞑想方法

日本には大きくは十三宗の仏教宗派があります、そのうちいわゆる座禅を主軸に修行する禅宗は曹洞宗、黄檗宗、臨済宗の三宗派です。
その他の宗派は正直な話ほとんど座禅は組みません。
座禅が悪いと言っているわけでは有りませんが主流は別な瞑想方法で修行します。
例えば真言宗や天台宗は密教ですから真言を唱え、浄土宗、浄土真宗では念仏を唱え、日蓮宗ではお題目を唱えます。
真言とは古代インド語のサンスクリット語の言葉です。例えば大日如来真言オンアビラウンケンですとか慈救呪と言って不動明王の真言はノウマクサンマンダバザラダンセンダンマカロシャダソワタヤウンタラタカンマンというのも有名です。
念仏とは阿弥陀如来のご宝号「南無阿弥陀仏」ナムアミダブ、ナムアミダブと言うあれです。
お題目とは「南無妙法蓮華経」、ナムミョウホウレンゲキョウと言う言葉は聞いたことがあるかもしれませんね。
それら短いフレーズを繰り返し唱えて瞑想に入る方法を採用している宗派が実は主流なのです
しかしこれらの文言は呪文としての認識が強く、実は座禅と同じく瞑想法と思う方は少ないようです。

呪文ではなく瞑想としての真言

真言と言いますと呪文として知られますが、今回はちょっとそこから離れていただきたいと思います。
もちろん私達修験者や祈祷僧は呪文として用いる修行方法も行いますが、凡夫が真言を何回か唱えたぐらいで何かが起こるわけがありません、そう思うほうが健全です。
それよりも瞑想方法として唱えたほうが脳を適切に保つ助けになるでしょう。
一般的に在家勤行式の経本にはお経の後に真言が載っていますが3回、7回、21回または108回唱えましょうと書かれています。
しかしこの回数では瞑想としては圧倒的に足りません。
座禅がお線香一本の時間座り続けるようにある程度の長い時間繰り返さなければ瞑想としての効果はありません。

千呪行という瞑想

密教系のお寺で行われる体験修行会で良く修行メニューに加わる修行で千呪行(せんじゅぎょう)または千巻行(せんがんぎょう)と呼ばれる修行があります。
文字通り真言を千回唱えると言う修行ですが、これはまさに繰り返し唱える瞑想、マントラヨガと言えます。
修験者や密教僧の本格的な修行では様々な真言を交えて数千回ワンセットで修行方法によっては2時間位行います。
それよりは少し簡単ですが千呪行は瞑想として絶大な効果があります。
そして、読経の後に行うと神経伝達物質が整い精神の安寧を得られる方法です。
この千呪行の実践方法は下記の記事に記載しておりますので御覧ください。

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