精神疾患の平癒

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はじめに

うつ病を始めとした精神疾患は昨今増え続けており、なかなか社会復帰が出来ない方も多いようです。
精神科や心療内科に通い続けて投薬治療を続けても段々と悪化して病名もどんどん深刻なものに変わって行き、気がついたら数年単位の時間が過ぎている。
現在の精神医療で行われている治療法は決定的なものとは言えないようです。
私は十数年来この問題、精神疾患の平癒について取り組んできました。
修験者の私がこの問題に取り組んでいる事を不思議に思う方も多いかと思います。
そして怪しさ満点の印象かと思います。
しかし、しかし・・・、昔からこの分野の問題解決は僧侶や修験者が得意としていた歴史があります。
あまり知られていない古来からの精神医療の復活を大いに望むものとして記します。

精神医療史

精神医療の歴史を紐解きますと、現在の近代的な精神医療以前は主にお寺で精神疾患の治療が行われていました。
ネット上で検索ワード 「精神疾患 歴史」あたりで検索しますといろいろなお寺で精神疾患治療を行ってきた歴史があることがわかります。
京都岩倉大雲寺、 三河国光明山順因寺(現羽栗病院)、泉州の浄見寺(現七山病院)安芸竜口山神福寺(武田精神病院)、岐阜鉄塔山天上寺、高尾山薬王院琵琶滝などなどお寺で精神疾患の治療を行っていた歴史があります。
ざっとネット上で調べてもこれだけのお寺が出てきますが加持祈祷で治した的な解釈をするのは早計です。
主に滝行、読経そして漢方薬での治療が行われていたようです。
私の宗旨、当山派修験道ですと、岐阜鉄塔山天上寺の山本秀詮とその息子山本秀道は私と同じく当山派修験道の秘法「慧印七段法」を成満し、精神疾患治療に当たっています。

祈って治すものではない!

原始医療は祈祷師が行っていたと医療の学問を学んだ方々でしたらば学校で習ったことがあるかと思います。
これだけですと「神様仏様ナムナム、病魔退散!きええええええ!」などと一心不乱に呪文を唱えたお婆さんが髪を振り乱しながら祈り倒しているイメージしか湧いてきません。
そのようなイメージしか思い浮かばないのだろうなと言うのは私はさんざん経験していますのでよくわかります(笑)
山伏の言うこと聞いて精神疾患が治るわけ無いだろ、お葬式だけやってればいいんだ!ですとか祈って治るわけ無いだろ!などと心無い言葉を散々聞かされていますのでわかります、もっとも修験者は葬式はやらないのですが・・・。
仰る通り、神様仏様に祈ってある日突然天界から降りてきた神様が治してくれる事はありません。
多くの宗教の本質は神様に祈ることではなく精神の修養ですからそれを正しく行えば心身ともに健康になる、道理にかなっています。

精神疾患は脳の病

うつ病を始めとした精神疾患は脳の病です。
脳の状態が正常でないから様々なつらい症状を引き起こします。
神経伝達物質と言って、いわば脳の信号を司る物質のバランスによって様々な心の状態は作られます。
主な神経伝達物質はドーパミン、ノルアドレナリン、セロトニンこの3つが三大神経伝達物質ですがこれらの増減などで心の状態は作られます。
それらは何も副作用が多い薬を服用せずとも特定の行動つまり修行によってコントロールすることは可能なのです。
例えばうつの倦怠感、脱力感、つまりやる気が出ない状態はドーパミンが不足しておりドーパミンが分泌を促せば収まります。
不安感はドーパミン過多でノルアドレナリンの不足ですからノルアドレナリン前駆体のドーパミンをノルアドレナリンに変化させれば収まります。
双極性障害での躁転つまり怒り続ける状態はノルアドレナリンの過剰ですからセロトニン分泌を促せば収まります。
不眠症状はノルアドレナリンをセロトニンによって少なくしその時に分泌されるメラトニンを増やせば深い眠りに落ちるでしょう。
そしてそれは比較的簡単で自宅でも出来る修行によってコントロールが可能なのです。

修行で神経伝達物質を整える

冒頭で滝行で治療していたお寺があったと記述しました。
私は毎年晩秋から冬に滝行を修行しますが、この季節の滝行はドーパミン分泌を促すと体感的に知っています。
滝に入る前は正直な話不安です、冷たい水に浸かれば常識的に考えて凍死を連想します。
いざ打たれれば冷たい、つらい、早く滝から出て逃げ出したい初心の方はそう思うでしょう。
しかしながらそれこそがドーパミンの作用なのです。
滝から出れば寒くない早く出たい!出たい!それはドーパミンが分泌されています。
そして滝から逃げるように出る時にはノルアドレナリンが分泌されています。
滝から出てホッと安心する、生きていることを実感する時にはセロトニンが分泌されています。
水行滝行型の治療寺院はこのように三大伝達物質の正常なルーチンを促すように修行させて平癒に導いたのです。
さらに読経型の治療も三大神経伝達物質の正常なルーチンを促します。
文字を追いかける集中力はノルアドレナリンを分泌させて不安感を無くします。
後半戦の真言の繰り返しはセロトニンを分泌させます。
日々の修行にすることによって脳のシナプスが最適化されて三大神経伝達物質がより適切に働く脳を作り上げます。
そしてそれは精神薬のような副作用や離脱症状は有りません。
私達はこれを2600年前に気が付き、我が国では1400年前から宗教として紹介しているのです。

まずは読経から始めよう

自宅で手軽に出来る修行として読経があります。
意味がわからない漢字の羅列を一定のリズムで声に出す作業はとても集中力が必要、その時にはドーパミンを減らしノルアドレナリンを増やします。
心の状態としては不安感を無くしやる気を起こします。
そもそも不安とは未来について思案しそれが自分にとって悪いものと思案しています。
そのような思考の人は失敗しないことに終始して自身が思った幸せについて考えていません。
地震が起きたらどうしよう、癌になったらどうしようなど今現在起きてもいないことに脳が支配されています。
自身の幸福について考える暇がないうつ病の思考です。
集中して文字を追いかる集中力があれば余計な雑念はなくなりそれを継続して行けば脳も幸福を追求するように最適化されるのです。
ご興味ある方は読経のススメにお進みください。