読経のやり方

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はじめに

皆さんはお経を読んだことはありますか?
読経は仏道修行の基本と言っても良いかと思います、心の平穏を保つには最適な修行です。
ご自宅でも簡単に出来る修行ですが日々続けることによって悩まない心を作り上げる事が出来ます。
今回は読経の方法、そして修行としてどのように進めていくか、さらには読経の効果を詳しくお伝えしたいと思います。
このサイトでは観音経(妙法蓮華経普門品第二十五)を中心に進めて行きます。

読経とは?

読経、読み方としては『どきょう』または『どっきょう』です。
お葬式などの法要でお坊さんが呪文のようにブツブツと変わった声を上げているアレが読経です。
お経を読むで読経ですが、読むという言葉は、多くの方は小説などを読むことを連想するでしょう、小説を読み様々なシーンに時にハラハラ・ドキドキ、これを読むと普通は定義してしまいますがそれと読経は大きく異なります。
読経は経典に書かれているありがたい内容を理解する為に熟読することではありません。

それでは何の為?

読経で使われる経本は漢文、漢字の羅列が延々続きます、漢文は外国語ですから小説のように表現情景が思い浮かぶことはありません。ここが読経の味噌であります。
延々と続く意味がわからない漢字の羅列を一定のリズムで声に出す作業は集中力がいる作業です。
集中し漢字を追いかけて声に出す、この時、何か余計なことを考えることもなく、それ以外の脳の無駄な働きが限りなく止まります。
例えば不安な時には起きてもいない事が起きたらどうしようこうしようと脳はシミュレーションし続けますがそんな時に読経をしてその脳の無駄な働きを止めることが出来ます。
ですから小説をハラハラ・ドキドキしながら読む事とは違う『読む』それが読経なのです。

経本を手に入れよう

読経をするに当たりまずは経本が必要になります。
どこで売っていますか?とよく聞かれます。
書店に売っていそうな気もしますが専門的な仏教書専門店以外ではまず売っていません。
身近な生活用品と違ってどこに売っているかわからないのも無理はありません。
売っている場所は主に下記の通りです。

・仏壇屋さん

・お寺の寺務所

・ネット通販

・ネットでダウンロード

観音経の経本ですと価格としては1000円くらいです。
仏壇屋さんでは実際に手にとって読みやすそうなものを選べます。
お寺の寺務所では自身が帰依している宗派の物、そのお寺の法要に則った経本が手に入ります。
ネット通販では言うまでも無く手軽に手に入ります。
楽天やAmazonでも売っていますしメルカリやヤフオクでも中古が安く手に入ります。
その他にはネットでダウンロードという方法でも良いです。
お寺のHPなどでPDF版を配布しています、ジャバラ式の本では有りませんが初心であればPDFをプリントして読んでも良いでしょう。
読経の効果を感じたら蛇腹式の経本を購入、それまではプリントでも十分です。
当ブログでは主に観音経(妙法蓮華経普門品第二十五)を中心にお話を進めていく事としますので観音経のダウンロード先を下記に記します。

・日蓮宗 妙福寺HP

妙法蓮華経要品の31ページからの普門品が観音経です。
圧巻のお経PDFです!

ふりがな付き妙法蓮華経要品 - 日蓮宗 妙福寺
妙福寺は身延山久遠寺を総本山とする横浜市の日蓮宗寺院です

・株式会社とどろき

PDFではなく画像データですが観音経があります。
観音経は偈文のみとなりますので妙法蓮華経観世音菩薩普門品第二十五の方をご使用ください。

各宗・御経文

姿勢について

経本も手に入れた所でいよいよ読経を始めましょう、その前に姿勢を正して心身の準備です。
まず正座か半跏坐になり背筋を伸ばして居住まいを正します。
深呼吸して気持ちを落ち着かせましょう。
経本は手に持つ場合合掌して親指と人差指の間にはさみ持ちます。
ページを開く時は親指で開きます。
または机があるならば経本を机に置き、手は定印を結びます。
姿勢は呼吸にも影響がありますので背筋は伸ばして腹式呼吸がしやすい姿勢を心がけてください。

読み方のルール

経本のお経は漢字の羅列です。
ふりがな、ルビに注目してください。
漢字一文字に対してふりがな一文字とふりがな二文字のものがあります。
ふりがな一文字は伸ばして読み、ふりがな二文字はそのまま、漢字一文字に対してリズムはどちらも一緒です。
例えば観音経の冒頭ではこうなります。
にー、じん、むー、じん、にー、ぼー、さー・・・・
リズムのスピードですが昔から言われることは遅すぎず早すぎず、雨だれのしずくがぽたりぽたりと落ちるようなリズムで、と言われます。
雨の日にしずくがぽたりぽたりと落ちるリズムのイメージですが早くもなく遅くもなくということです。

息継ぎについて

唱えている際にどこで息を吸うのか?息継ぎのタイミングを良く聞かれます。
正直な所、明確なルールはありません。
経本の句読点で息継ぎと言う説もありますが私はそのようには習っていませんしそもそも息継ぎをどこでするかはあまり重要ではないようです。
それよりも「音を止めるな!!」とはよく言われ、声をなるべく止めずに息を吐き続けるイメージと習いました。
それでは私なりの息継ぎのタイミングの見解は・・・。
とにかく息が続くまで声を出し続けて、どうしようも無くなったら短く大きく吸い込む!これであります。
呼吸の息を吐く速度を一定に保つ事のほうが修行としては大事ですから息継ぎのタイミングはさほど意識しなくても良いと言うのが結論です。
修験者やお坊さんなどプロの世界では聞かせるお経ですので多少テクニックはありますが自身の修行ならばさほどのルールは必要なく、むしろ一定に長い時間息を吐き続け氣を落ち着かせる事に意識を向けたほうが修行になります。

唱え方の参考

youtubeに観音経(妙法蓮華経普門品第二十五)を唱えている動画があります。
リズムスピードなど唱え方の参考になりますので御覧ください。

【FULL】観音経 妙法蓮華経観世音菩薩普門品第二十五 日蓮宗法華経 お経