車の運転で怒り出す人々

ノルアドレナリン
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昔から車を運転すると人が変わったように暴言を吐きながら乱暴な運転をする人がいます。
普段は蚊も殺さないようなおとなしい人が豹変する姿に驚くとともになぜその様になるのか不思議に思うのではないでしょうか?
今回の記事はその脳科学的メカニズムの考察、そしてその対策、修行を交えて克服する方法を紹介いたします。

運転で豹変する

昨今あおり運転が問題になっています。
センセーショナルに報道された事件も話題になり、法改正に至りました。
あおり運転は最悪、免許取り消しにもなってしまう重大な交通犯罪となりました。
あおり運転ではなくとも運転中に攻撃性を見せる方は昔から多く、私も「あぶねえなこの野郎」「どけよこのババア」「邪魔だよこのクソガキ」などと暴言を吐きながら運転する知人女性の車に同乗した時には普段の可愛らしい姿から想像できない豹変ぶりにどうしちゃったんだ?と驚いた経験があります。
車の運転でなぜ攻撃的になり怒ってしまうのか、いつものように神経伝達物質から紐解き考察してみましょう。

怒りと攻撃性が出ている時、脳内で何が起こっているのか

車の運転に限らず暴言を吐くなど暴力的攻撃的な状態は脳が作り上げています。
神経伝達物質としてはノルアドレナリンがキーワードです。
ノルアドレナリンとは別名怒り物質と呼ばれ精神疾患で言えば躁転にも大きく関わる物質です。
ノルアドレナリンが怒りの状態を作っているのであれば、なぜ運転でそのような状態になるのか、更に深堀りしていきましょう。

ノルアドレナリンの性格を知る

ノルアドレナリンとは脳内の三大神経伝達物質の一つ、別名怒り物質と呼ばれます。
過剰に分泌されると暴力的攻撃的になります。
しかしながら重要な役割もありキーワードとしては
・怒り
・攻撃性
・積極性
・集中力
・行動力
・緊張感
・瞬間的な判断力
等が挙げられます、まとめて見ますとアグレッシブ、戦闘モードにする物質とも言えます。

ノルアドレナリンが多くなりすぎると

冒頭の攻撃的な運転手は、ノルアドレナリン多い状態と言えます。
ノルアドレナリンが過剰になりますと、例えば口の中が乾くまで延々しゃべり続けたりも多い状態と言えます。
さらに多くなると他人を攻撃しだして罵倒が止まらない、大声で叫びながら暴れるなど躁転と呼ばれる状態に発展します。
コンビニで店員さんの些細なミスに延々と罵倒している人を見かけたことがありますが、まさにこのノルアドレナリンが活発に分泌されている状態と言えるでしょう。
過剰になりすぎますと、怒りを止められずセルフコントロール不可能な状態に陥ります。
また過呼吸、パニック発作をはじめ重篤な症例で言えば統合失調症はこのノルアドレナリンの過剰が引き起こしているとも言われます。

車の運転でなぜ過剰になるのか?

ノルアドレナリンは過剰になると怒りと攻撃性が出ることはご理解いただけたかと思います。
それではなぜ運転で過剰になってしまったのでしょうか?
神経伝達物質は特定の行動で分泌されていきます。
ノルアドレナリンにせよ例外ではありません。
車の運転とは信号で停まったり、車線変更、時として子供の飛び出しなど緊張の連続、そしてその都度の判断は瞬間的に行わなければならず、当然集中してハンドルを握ることになります。
これらすべてノルアドレナリン分泌の要素、つまり、車の運転とはノルアドレナリンが活発に分泌する行為なのです。
怒り物質としての性格が豹変する原因というわけです。

ノルアドレナリンの前駆体物質ドーパミンにも注意

ノルアドレナリンはドーパミンが前駆体物質ですが、前駆体とはその物質の生成前の物質、つまり原料と言っても良いでしょう。
ドーパミンがノルアドレナリンに変化するわけですが、特定の行動つまりこの場合車の運転での瞬間的判断の連続でノルアドレナリンに変化しています。
ノルアドレナリン過剰になってしまうのは普段からドーパミンが多いとも言えます。
つまり車の運転くらいの刺激で怒りがでてしまうのはドーパミン過剰、欲求が満たされていない状態でもあるのです。

貪瞋痴の煩悩

貪瞋痴(とんじんち)とは三毒と呼ばれる代表的な煩悩、満たされていない貪欲(とんよく)ドーパミン過剰、怒りの瞋恚(瞋恚)ノルアドレナリン過剰、煩悩を抑える方法を知らない愚痴(ぐち)セロトニンの不足の3つです。
車の運転で攻撃性が出てしまうのはこの3つの煩悩がフルに働いている証拠、煩悩は人の悩み、病んだ心の材料ですから普段から悩み多き人とも言えるでしょう。
三毒については下記の記事もご参照下さい。

過剰な怒り物質ノルアドレナリンを減らそう。

ノルアドレナリンを減らすにはセロトニンの分泌を促すか、アドレナリンに変化させる事です。
ノルアドレナリンはアドレナリンの前駆体物質ですからアドレナリンに変化させれば発散出来ます。
方法としては発汗を促す行動となりますので有酸素運動、ジョギングなどで汗をかくのが有効、他には入浴湯船に使って汗をかくもの有効、もちろんサウナも有効です。
そしてセロトニンですがこれはリズムにのって繰り返しの行動で分泌されるので修行として真言の読誦、千呪行の瞑想が強力に有効です。
日々瞑想として行ってセロトニン分泌でノルアドレナリンを適切に保つことです。
千呪行の修行方法は下記の記事にありますので合わせてご参照下さい。

最後に一言

このような運転で怒りだす人は前方の車が車線変更して自分の車の前に来ると「割り込みやがって」と怒りだしますが、ここまで来るとかなり認知が歪みだしていますので精神疾患一歩手前の赤信号!
冷静に考えれば前に一台入ったくらいでは目的地までの時間は変わっても数秒、さらに次の赤信号で止まれば時間は変わりません、くれぐれも譲り合いの心で安全運転を!

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